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妊娠と甲状腺機能検査
2017年4月12日 更新
先月お知らせした米国甲状腺学会「妊娠中および分娩後における甲状腺疾患の診断と治療に関するガイドライン2017」に記された、妊娠希望者、あるいは、妊娠初期にTSH(甲状腺刺激ホルモン)を測定すべき対象者のリストは以下の通りです。
- 甲状腺機能異常(甲状腺機能低下症あるいは甲状腺機能亢進症)の既往、あるいは甲状腺機能異常の症状・徴候
- 甲状腺自己抗体陽性、あるいは、甲状腺腫の存在
- 頭頚部への放射線照射歴、あるいは、甲状腺手術歴
- 30歳以上
- 1型糖尿病、あるいは、他の自己免疫疾患
- 流産、早産、不妊の既往
- 2回以上の経産婦
- 自己免疫性甲状腺疾患、あるいは、甲状腺機能異常の家族歴
- 病的肥満(BMI40以上)(日本ではBMI30以上か?)
- アミオダロンやリチウムの服用、あるいは、最近の造影剤検査
- ヨウ素不足の地域に在住(日本には該当しない)
論文(英語)
http://online.liebertpub.com/doi/pdfplus/10.1089/thy.2016.0457
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